京都本みすや針 みすや忠兵衛

よくあるご質問

  • 縫い針の選び方を教えてください。

    針の太さは、生地の厚みと糸の太さで決めます。
    一般的には厚い生地には太めの針と糸を、薄い生地には細めの針と糸を選びます。
    特に薄い生地は太い針を使うと糸引け(生地の糸が引っ張れて横に線が入ったように見える状態)の原因になります。
    針の長さは、ご自身の縫いやすい長さ・お好みの長さを選ばれると良いと思います。
    もしお好みの長さが見つけにくい・特にないという場合は、
    ボタンつけや本縫いの場合は短め~真ん中くらいの針を、まつりをしたり裾をくけたりする場合は長めの針を目安にしてみてください。

  • 丸穴と溝穴の違いを教えてください。

    丸穴は丸い針穴、溝穴は縦長の針穴です。
    みすや針は丸穴が主流です。
    糸の断面は丸いので丸穴に糸を通す方が糸遊びが起こらず、針しごとの途中で糸がよじれることが少ないです。
    ただ一般的に溝穴が主流となっていますので、
    全種類ではありませんが馴染みある溝穴をみすや針でもお作りしています。

  • 和裁針とメリケン針(洋裁針)の違いは何ですか?

    和裁は直線を縫うので短い針もメリケン針の短い針に比べると長いです。
    洋裁は曲線(袖ぐりや衿ぐりなど)を縫うことがあるので、しなりがあり全体的に太さに対して短い針になっています。

  • 針のお手入れ方法はありますか?

    針は消耗品ですので、お手入れ方法はないとお伝えしています。
    みすや針は表面を「縦磨き」しています。
    磨いたときの縦筋がガイドとなって、生地の進みがよくなるように仕上げています。
    針用のやすりも販売されているのを見かけますが、縦筋が乱れてしまいますのでおすすめはしていません。
    またやすりをかけた針は、目には見えにくいですが針表面がささくれ立って生地を傷める原因にもなりかねません。

  • 針はどのように保管すればよいですか?

    針の保管には桐箱をおすすめしています。
    みすや針は最終仕上げにメッキ加工をしていません(一部を除く)。
    針は湿気に弱く錆びてしまいますので、湿気を吸収する桐箱が適しています。

  • 針の買い替え時期はどのくらいですか?

    縫いにくいなと感じられたり、針に錆びが見られたら買い替え時期です。

  • 針の捨て方を教えてください。

    ゴミとして出される場合はお住いの地域の決まりに従ってください。
    ちなみに京都市では、燃えるゴミに分類されますが「厚紙等に包んで袋の中央に入れ、危険がないように出す』となっています。
    折れ針専用の小さな容器にある程度ためてから捨てるのもおすすめです。
    容器の中に磁石を入れておけば、容器をひっくり返してしまった場合も散らばる危険が少ないです。